バルーンの起源
今では華やかなイメージを持って活用され、オリジナルで格安のプリントを施されたバルーンなどを見る事が出来ますが、遥か昔に遡っていきますと、あらゆる文明に影響を与えている奥深いアイテムであると分ります。
バルーンの起源と雑学も少しだけ加えて紹介いたします。
物理学から動き出すバルーン「浮遊」の歴史
バルーンの起源と言われているのは、現在でも重要な物理学の原理とされているアルキメデスの物理法則を発見した事だそうです。
バルーンに全く関係無い様に思えるかもしれませんが、この段階で物体が「浮遊する」法則を得る事が出来たため、あらゆる物体を製作する上での重大なキッカケを与えてくれています。
その後、科学者により水素が発見されて、シャボン玉を浮かす実験が行われたり、気球を制作して空を飛んでみたりと地面から足を離して宙に浮く事に人々は夢中になりました。
ゴムのバルーンは気まぐれから
宙に物を浮かせる事が出来るようになっても、本体のバルーンが誕生しなければ意味がありませんよね。
こちら本体部分が誕生したのは、やはり科学者の方がゴムの元であるラテックスを使って管を作成している際に、なんとなく猫型に切り取った紙をラテックスにつけたことから始まりました。
乾いたらなんと猫型のゴムの容器が出来ており、膨らませるとまさにバルーンだったのです。
あのスポーツに関係アリ
最後に余談ですが、ずっと昔、まだゴム風船と言う物が無い時代には、食べ物として親しまれた動物などから取れる副産物の、球型である膀胱がバルーン制作の素材として使用されてきました。
動物の膀胱を使ったバルーンとして活躍した物はラグビーボール。独特の楕円型はこの歴史に由来しています。
豚の膀胱を膨らましてみた所、強度があって軽量なボールが出来た為に活用されましたが、膀胱が細長かった為に楕円型になってしまった、その名残が今でも残っているのです。
まさかそんな膀胱ボールから現在の様な物へ発展するとは思いもよらなかったはず。いまでこそ激安で気軽に通販でオーダーを行い、あらゆる印刷をして販促からパーティグッズとしてまで活用されていますが、それもこのような歴史があってこそ。と言う事を考えると感慨深いものがあります。